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じしゃく忍法帳

第94回「磁気記録の技術史」の巻

-ユビキタス時代の情報ストレージ-

ユニークな国産パラメトロン計算機

 1960年代になるとコアメモリとともにワイヤメモリが、コンピュータのメインメモリに使われるようになりました。ワイヤメモリは各種考案されましたが、最も代表的なのは織成式と呼ばれる方式。非磁性体の下地導線(銅線など)に磁性体の薄膜をメッキあるいは蒸着させたワイヤを平行に並べ、これを語線と呼ばれる絶縁電線でスダレのように編んだもの。

 コアメモリやワイヤメモリは、1950年代に開発された日本のパラメトロン計算機のメインメモリとしても使われました。パラメトロンというのは、2つのフェライトコアを用いたLC回路を論理素子としたもの。真空管やトランジスタを使わない日本独自のコンピュータ技術でした。

 1960年代になるとICメモリのコンピュータも開発されましたが、当時の半導体技術は未成熟で、1970年代になってもなおコアメモリやワイヤメモリ、磁気バブルメモリがICメモリと競合していました。磁気バブルとは単結晶の上に磁性薄膜を形成し、その膜面に垂直に磁界を加えたときに生じる小さな円筒状の磁区のこと。磁性薄膜にパーマロイの薄片を蒸着し、回転磁界を加えると、バブル磁区を転送することができます。そこで、バブルの有無を“1”と“0”の2値情報とすることでメモリとして利用しようというのが磁気バブルメモリ装置です。磁気バブルメモリは高速アクセスや書き換えが可能で、しかも電源を切っても消えない不揮発性が特長。1970年代には電話の電子交換機のファイル記録用、銀行端末などにさかんに使われました。



図1 コアメモリ(3D4W式)のしくみ

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