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じしゃく忍法帳

第86回「磁石のものさし“磁気スケール”」の巻

度量衡の基準器となった笛

 手のひらの大きさは人によってまちまちです。そこで、中国では紀元前の昔からものさしを標準化するために楽器が用いられました。黄鐘(こうしょう)と呼ばれる鐘を鋳造し、その音に合わせた律管(笛)をつくり、その長さを基準としたのです。これを黄鐘管といいます。のちに主要農産物であるキビ(黍)も黄鐘管と対応させて利用されました。中サイズの秬黍(クロキビ)の粒の横幅を1分とし、10分で1寸、10寸で1尺とする単位系です。黄鐘管は90粒(9寸)の長さとされたので、これによって黄鐘管なしでも、全国的にほぼものさしが統一されることになりました(ただし、キビの縦幅を1分としたり、9寸を1尺、8寸を1尺とされたりしたので、尺の長さは時代によって異なります)。

 多数の部品からなる工業製品においても、形状や寸法の規格化は不可欠の要件です。また、使用する材料や作業方法まで含めた共通の基準を設けることにより、分業もはじめて可能になり、生産効率も品質も向上します。これを標準化(standardization)といいます。

 近代工業における標準化の始まりは、18世紀末にアメリカのホイットニーが小銃生産に取り入れたゲージシステムといわれます。ゲージとは物体の長さや大きさ、角度、形状などを測定するための器具のこと。いかにものさしが正確でも、ものさしや分度器の目盛を読みながら工作していては製品寸法にばらつきが生まれます。この問題を解決したのがゲージシステムです。一定規格のゲージを用意しておき、それをあてがいながら旋盤やフライス盤で部品を生産するという方式です。この画期的なアイデアによって、互換式の小銃が分業方式で大量生産できるようになりました。


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