皆様からのご意見・ご要望を募集中!
サイトの品質向上のため、アンケートにご協力をお願いします。
(所要時間:3分程度)

アンケートに答える

後で回答する

回答しない

TDK
Tech-Mag TDK Techno Magazine 〜テクマグ〜
サイト内検索
メールマガジン登録個人情報保護基本方針
home
電気と磁気の?館
じしゃく忍法帳
フェライト・ワールド
column
テクの雑学
アースサイエンス&TDKテクノロジー
パワーエレクトロニクス・ワールド
コンデンサ・ワールド
なるほどノイズ(EMC)入門2
なるほどノイズ(EMC)入門1
過去の読み物

TDKホームページ
 トップページテクの雑学 > 第51回 夏の夜空に開く大輪の花 −打ち上げ花火の中はどうなってるの?−
テクの雑学

夏の夜空に開く大輪の花 −打ち上げ花火の中はどうなってるの?

花火の色
 現在の花火は、色とりどりのきれいな光ですが、江戸時代に流行していた花火は暗赤色の単色のものでした。これは当時の火薬の主成分だった、硝石と硫黄と木炭が燃えたときに出る色です。明治初期に海外から発色剤が輸入され、色がついた花火は洋火と呼ばれてもてはやされました。

 花火の光の色は、金属の炎色反応によるものです。星の火薬に発色剤を混ぜ込んで、色を出すのです。代表的な炎色反応の例をあげてみました。

金属
ストロンチウム
バリウム
ナトリウム
銅とストロンチウムの混合
アルミニウム
チタン合金 金(錦)

 時間の経過と共に色が変わる花火を作るには、星の構造に工夫が必要です。まず小さな火薬の玉を作り、乾かしたあと、別の色の火薬で球状にその火薬の玉を包みます。この作業を繰り返すと、色の異なる火薬が何層か重なった星ができます。このような星を「掛け星」といいます。火がつくと、掛け星の火薬は外側から燃えていき、時間が経過するにつれて内側の火薬の色に変化する光が楽しめます。

星の構造

花火の打ち上げ方
 花火の打ち上げには「煙火筒」とよばれる筒を使います。この筒に、打ち上げ用の火薬(発射薬)を入れ、その上に導火線を下にして花火玉をセットします。発射薬に点火すると、花火玉が上空に打ち上げられると同時に導火線に火がつき、適当なところで花火玉中央の割薬が爆発して花火が開きます。

花火の打ち上げ方

 連続して打ち上げるような場合は、筒の中に熱した金属板を入れておき、あらかじめ発射薬を導火線側に貼り付けた花火玉を、発射薬が下になるように投げ込んでいく「早打ち」というやり方もあります。

 大規模な花火大会では、あらかじめ打ち上げに必要な煙火筒と花火玉を全てセットしておき、遠隔地から点火する方法がとられます。点火はニクロム線で作った装置を使い、電気的に行いますので、コンピューターによる複雑な制御も可能です。

 打ち上げは機械で制御できるようになりましたが、花火玉の製造は今でも手作業です。より大きく美しい花火で観客を楽しませようという花火職人の心意気を感じながら、残り短い夏の花火を楽しみましょう。


著者プロフィール:板垣 朝子(イタガキアサコ)
1966年大阪府出身。京都大学理学部卒業。独立系SIベンダーに6年間勤務の後、フリーランス。インターネットを中心としたIT系を専門分野として、執筆・Webプロデュース・コンサルティングなどを手がける
著書/共著書
「WindowsとMacintoshを一緒に使う本」 「HTMLレイアウトスタイル辞典」(ともに秀和システム)
「誰でも成功するインターネット導入法—今から始める企業のためのITソリューション20事例 」(リックテレコム)など


前のページへ | 2/2 | 次のページへ

ページtop
HOME 電気と磁気の?(はてな)館 アースサイエンス&TDKテクノロジー テクの雑学 コンデンサ・ワールド
Copyright(c) 1996-2014 TDK Corporation. All rights reserved.
※記事の内容は、記事掲載時点での情報に基づいたものです。一部、現在TDKで扱っていない製品情報等も含まれております。
TDKホームページは、Internet Explorer5.5以降、Netscape Navigator7.0以降でご覧いただくことを推奨しています。