TDK
Tech-Mag TDK Techno Magazine 〜テクマグ〜
サイト内検索
メールマガジン登録個人情報保護基本方針
home
電気と磁気の?館
じしゃく忍法帳
フェライト・ワールド
column
テクの雑学
アースサイエンス&TDKテクノロジー
パワーエレクトロニクス・ワールド
コンデンサ・ワールド
なるほどノイズ(EMC)入門2
なるほどノイズ(EMC)入門1
過去の読み物

TDKホームページ
 トップページ過去の読み物なるほどノイズ(EMC)入門2 > 第10回 電源のEMC対策
なるほどノイズ(EMC)入門2

電源のEMC対策

ACからDCへの変換にはシリーズ方式とスイッチング方式がある
 電子機器は直流で駆動するため、交流を直流に変換する装置が必要です。その変換方式はシリーズ方式とスイッチング方式に大別されます。シリーズ方式は電源トランスによって交流電圧を変換してから直流に整流する方式。一方、スイッチング方式は交流を直流に変換してから、半導体素子のスイッチングにより、高周波トランスで電圧を変換する方式です。スイッチング方式ではトランスも他の部品も小型で済むので、全体的に小型・軽量化できます。また、エネルギー変換効率にもすぐれるため、電子機器の電源やACアダプタはスイッチング方式が主流となっています。

シリーズ電源の基本回路

スイッチング電源の基本回路

シリーズ電源とスイッチング電源の長所・短所

 発電所からの送電線では、電線の抵抗によってかなりの電力が熱となって奪われます。これと同様に、電子機器内部においても、DC電源ラインの引き回しにより電力損失が発生します。とりわけノートパソコンや携帯電話などのモバイル機器においては、バッテリ駆動時間の延長のためにも、電力損失の低減は大きな課題となっています。そこで最近ではICのすぐ近くに専用のDC-DCコンバータを置いて、必要な電圧の直流電流を供給するようになりました。従来の集中電源から分散電源に変えるこの手法をPOL(Point Of Load)といいます。

ノートパソコンにおけるDC-DCコンバータの分散配置の例

 POL電源として一般に使われるのは、インダクタ(コイル)とコンデンサ、半導体素子(ドライバIC、コントロールIC)を組み合わせたチョッパ方式のDC-DCコンバータです。直流電流はトランスによって電圧変換することができません。チョッパ方式のDC-DCコンバータ電源では、直流電流を細かく切り刻み(チョップ)、それらをつなぎ合わせることで、安定した電圧の直流を得ています。
 AC入力のスイッチング電源についてはノイズ規格をクリアする必要があり、入力側にはコモンモードフィルタなどを用いたEMC対策部品が使われます。DC-DCコンバータに関しては現在のところノイズ規格は定められていませんが、ICの低電圧・大電流化が進むにつれ、DC-DCコンバータも高周波で大電流をON/OFFするようになっており、高周波ノイズの発生が以前に増して問題視されるようになりました。

POL電源として使われるチョッパ方式DC-DCコンバータの基本回路

前のページへ | 2/3 | 次のページへ

ページtop
HOME 電気と磁気の?(はてな)館 アースサイエンス&TDKテクノロジー テクの雑学 コンデンサ・ワールド
Copyright(c) 1996-2014 TDK Corporation. All rights reserved.
※記事の内容は、記事掲載時点での情報に基づいたものです。一部、現在TDKで扱っていない製品情報等も含まれております。
TDKホームページは、Internet Explorer5.5以降、Netscape Navigator7.0以降でご覧いただくことを推奨しています。