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IoTデバイス: 国内初、リストバンド型ウェアラブル端末によるバイタルデータの遠隔モニタリングシステム 開発と医療施設への導入

  • 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の平成28年度プロジェクトに採択
  • マルチ・ゲートウェイ方式によるバイタルデータ収集システムは国内初*

2018年2月22日

TDK株式会社(社長:石黒 成直)と大分大学(学長:北野 正剛)は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の平成28年度「未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業『認知症の早期診断・早期治療のための医療機器開発プロジェクト』」の採択を受け、徘徊検知システムとして対象者が装着するリストバンド(TDK製、製品名:Silmee™ W20)から,位置情報とともに脈拍,皮膚温度,活動量,UV照射量などのバイタルデータと会話量のリアルタイムでの把握が可能となる遠隔モニタリングシステムを共同で開発しました。

この遠隔モニタリングシステムは大分大学医学部附属病院に導入し、現在、同病院における実証実験に活用されており、屋内外に設置されたゲートウェイ(TDK製、製品名:Silmee™ L10)を通して、リストバンドからデータを収集しております。

このシステムにより装着を希望した患者のリストバンドから、ゲートウェイを経由して、同大学医学部附属病院内に設置したパソコンのディスプレイ上にリアルタイムの患者の位置情報、バイタルデータ(脈拍,皮膚温度,活動量,UV照射など)および会話量を表示し,ならびにこれらの過去のデータも表示することができます。これによりリストバンドを装着した認知症患者の遠隔モニタリングが可能となるとともに、病院内の危険領域への侵入や、バイタル異常の際に、医師や看護師などの医療従事者にアラートにより通知を発することが可能となりました。
このシステムは,認知症患者の徘徊対策のみならず、今後、他疾患の患者への応用も期待されております

なお、クラウドへ直接データを送信できるゲートウェイを複数連携させ、ほぼリアルタイムに多数の端末からデータ収集できるマルチ・ゲートウェイ方式によるバイタルデータ収集システムは、全国でも初めてとなります。

* 2018年2月現在、TDK調べ

遠隔モニタリングシステムの概要

リストバンド型ウェアラブル端末Silmee™ W20で測定した患者のデータを、病院の屋内外に設置されたゲートウェイ Silmee™ L10 がほぼリアルタイムでクラウドへ送信、クラウドアプリにより位置情報,脈拍,歩数,活動量,睡眠,会話量,UV照射量を可視化するシステムです。
当社が開発したマルチ・ゲートウェイ方式は、ウェアラブル端末のデータを最寄りのゲートウェイを通じてクラウドへ送信する方式です。端末利用者数,建物の構造による通信状況などにあわせ、端末数やゲートウェイ数を柔軟に拡張できる特徴があります。
TDKでは、2017年10月に病院・介護施設関連事業および福祉用具レンタル事業を行う株式会社トーカイ(岐阜県岐阜市)と医療・介護向けバイタル情報の24時間遠隔モニタリングシステムの実用化への業務提携契約を締結しました。
今後ともSilmee™ や通信機器などのIoTデバイスを活用した様々なソリューションビジネスを強化、拡大させてまいります。

TDK株式会社について

TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、センサおよびセンサシステム、電源です。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。さらに、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等も提供しています。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。2017年3月期の売上は約1兆1800億円で、従業員総数は全世界で約100,000人です。

報道関係者の問い合わせ先

担当者 所属 電話番号 メール
大須賀 TDK株式会社
広報グループ
+81 3 6852-7102 pr@jp.tdk.com

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