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TDK オーケストラコンサート2017

©Monika Rittershaus

©Johann Sebastian Haenel

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:サイモン・ラトル

オーケストラロゴ

TDKは「創造によって文化、産業に貢献する」という社是に基づき、世界各国で社会貢献活動を展開しています。日本では2001年より「TDKオーケストラコンサート」として、世界を代表するオーケストラの日本公演に協賛するとともに、「教育」や「育成」のため「アウトリーチミニコンサート」と「公開リハーサルおよび本公演招待」を行っております。 これらのプログラムはTDKのコミュニケーションメッセージである「Attracting Tomorrow」と重ね合わせ、これからの新しい未来を切り開こうとする若い方々へ一流の音楽に触れていただく機会を提供する、という独自の社会貢献活動です。
 TDKは独自の技術で未来社会の実現に貢献するという企業姿勢から、「Attracting Tomorrow」をコミュニケーションメッセージとしています。 このメッセージと重ね合わせ、自身の力で音楽の新しい未来を切り開こうとする若い方々を応援するため、本プログラムを提供しております。

アウトリーチミニコンサート

本公演に先立ち、11月22日(水)東京都中央区立晴海中学校にて、アウトリーチミニコンサートを開催しました。これは協賛するオーケストラ楽団員が学校へ出向き演奏会や音楽についてのレクチャーをするという出張音楽教育プログラムとして2003年より毎年開催し、本年で14回目を迎えました。

 

同校の体育館には全校生徒約460名と隣接する月島第三小学校6年生70名、100名弱の保護者・関係者(計630名)が集まり、歓迎ムードの中、演奏会は始まりました。シューベルト作曲の弦楽五重奏曲が演奏されると、生徒たちは世界最高峰の弦楽五重奏団が奏でる美しい音色に聴き入っていました。奏者は「こんなに静かに真剣に聴いて頂き、ありがとうございます。」と、とても感動した様子でした。 奏者への質問コーナーでは、生徒からの問いかけにメンバーが丁寧に答えてくれました。最後に奏者から投げかけられた「皆さんの中で楽器を演奏される方は?」という質問では、大半の生徒の手が挙がり、奏者は驚きと共に喜びを隠せない様子でした。
最後に生徒からのお礼として、晴海中学校吹奏楽部の伴奏で「ふるさと」を全生徒が合唱し、奏者からは「小さいころから慣れ親しんだ曲であることが良く伝わりました」という感想も頂き、生徒たちにとっても一流の奏者と共有したひと時は忘れ難い体験となりました。

 
  • 演奏者 :ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団
  • 編成:ヴァイオリン2名、チェロ2名、ヴィオラ1名
写真:アウトリーチミニコンサート
写真:アウトリーチミニコンサート
写真:アウトリーチミニコンサート

公開リハーサル

11月24日(金)、東京・赤坂のサントリーホールで「公開リハーサル、および本公演招待」プログラムを開催いたしました。このプログラムは自身の力で音楽の新しい未来を切り開こうとする若い方々を応援し、今後の音楽活動に役立つようにという思いから、音楽を学ぶ学生を対象として2001年のオーケストラ協賛開始当初より実施しています。
「公開リハーサル」へは、本公演直前に行われるリハーサルに抽選で選ばれた230名の学生を招待しました。リハーサルは、指揮者とオーケストラメンバーが楽曲の表現について最終確認しながら音楽を完成させていく場で、最後まで両者が妥協なきこだわりを見せます。普段は見ることのできない舞台裏に立ち会う貴重な機会を見て頂きました。またリハーサル前には「プレ・レクチャー」と称して、クラシックコンサートの企画構成や司会など、コンサート・ソムリエとしても活躍するフリーアナウンサーの朝岡聡氏を招き、楽曲の解説とリハーサルの見どころについてお話しいただきました。
リハーサルでは、首席指揮者兼芸術監督のサイモン・ラトル氏が、楽団員とコミュニケーションを取りながら1つの音楽を完成させていく様子に学生たちは真剣に見入っていました。

 

「本公演招待」では、この中から30名を本公演鑑賞に招待しました。リハーサルから作り上げた楽曲を本公演で鑑賞していただくという今年からの新しい取り組みで、例年以上の申込みがありました。30名の学生は普段なかなか聞く機会のないベルリン・フィルを生で聴けるということで、とても嬉しそうな表情をしている様子が印象的でした。

写真:公開リハーサル
写真:公開リハーサル

参加者の声

  • 通しで演奏するのかと思っていたが、意外と細切れで演奏し、サイモン・ラトルさんが直前まで奏者達に指導していて驚いた。最高の舞台を作るためには、リハーサルさえも手を抜かず、よりよい音をつきつめている姿勢が必要だということがわかった。(大学生・女子)
  • 素晴らしいホールで最高のサウンドを目のあたりにすることは、夢のようです。とても刺激を受けました。これからの音楽活動にきっと生かします。(大学生・女子)
  • リハーサル前の音出しの段階から鳥肌が立ちました。あっというますぎて現実味があまりないのですが、今までに聞いたことのない素晴らしい音にただただ圧倒されました。団員たちのコミュニケーションの様子も見られて楽しかったです。(大学生・男子)
  • 音と動きの一体感が生命のような力強いものに見え、壮大さを感じました。とても多くのことをこの1時間で学べたような気がします。ありがとうございました。(大学生・男子)
  • ラトル氏と演奏者とのコミュニケーションの仕方などを見られ興味深かった。リハならではの雰囲気を感じられ大変面白かった。(大学生・男子)
  • 言葉にならないほどの空気感や演奏者1人1人の意識の高さに感動した。自分はトランペットなのでどうしてもそっちに集中してしまったが、本公演ではもっともっと全体を聴いていきたい。(高校音楽科・男子)

本公演の概要

名称 TDKオーケストラコンサート2017
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演
指揮:サイモン・ラトル
招聘・制作 フジテレビジョン
特別協賛 TDK株式会社
後援 産経新聞社
出演 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮 サイモン・ラトル
公演日・演目 2017年11月23日(木)
ミューザ川崎シンフォニーホール
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
陳銀淑(チン・ウンスク):Chorós Chordón (ベルリン・フィル委嘱 2017年11月ベルリンにて世界初演)
ラフマニノフ:交響曲第3番 イ短調 Op.44
2017年11月24日(金) ※ ご招待対象公演
サントリーホール
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 Op.20
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Sz.95 (ピアノ:ユジャ・ワン)
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98

※11月24日(金)公演に出演を予定しておりましたラン・ランは、かねてより治療を行っていた左腕の炎症の回復が思わしくなく、11月のアジアツアー(日本公演を含む)までに完治する見込みが立たないため、出演が不可能となりました。代わって、ユジャ・ワンが出演いたしました。

2017年11月25日(土)
サントリーホール
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
陳銀淑(チン・ウンスク):Chorós Chordón (ベルリン・フィル委嘱 2017年11月ベルリンにて世界初演)
ラフマニノフ:交響曲第3番 イ短調 Op.44

アーティストの紹介

サイモン・ラトル
©Johann Sebastian Haenel

サイモン・ラトル(指揮)

イギリス・リヴァプール生まれ。ロンドンの英国王立音楽院で学ぶ。1980年~98年まで、バーミンガム市交響楽団の首席指揮者兼芸術顧問を務める。他にも、ウィーン・フィル、ボストン響、フィラデルフィア管など、欧米主要オケを指揮し、常に高い評価を得ている。2002年9月、ベルリン・フィルの首席指揮者兼芸術監督に就任し、現在に至る。これまでに様々なレーベルに70作以上を録音し、国際的な賞を多数受賞。様々な芸術活動にも寄与し、1994年にイギリス女王よりナイト爵に叙される。2007年には、ベルリン・フィルと芸術団体初のユニセフ親善大使に任命され、さらに2009年に芸術活動及び教育プログラム”Zukunft@Bphil”( 未来@ ベルリン・フィル) を創設し、ドイツ政府より功労勲章大功労十字章を授与される。他にも、レジオン・ドヌール勲章(2010年) 、メリット勲章(2014年) など、これまでの芸術的功績により多くの名誉に輝いている。ベルリン・フィル首席指揮者は2018年の契約満了をもって退任する。

オーケストラ
(C) Stefan Höderath

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1882年5月1日創立。ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、クラウディオ・アバドらが歴代指揮者を務める。2002年秋より、サイモン・ラトルが首席指揮者兼芸術監督に就任し、現在に至る。ドイツ・ベルリンの近代的なホール「フィルハーモニー」(1963年完成)を本拠地とする。1967年よりザルツブルク・イースター音楽祭、2013年からはバーデン=バーデン音楽祭を設立しオペラ公演も行う。また、若い才能ある器楽奏者のためのベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミーなどの様々な教育プログラムやオーケストラ自身のレーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」(2014年)を立ち上げ、多くのCDやDVDを発売するなど幅広い活動をしている。サイモン・ラトルとは、2004年秋に初コンビでの来日公演を果たし、翌2005年、2008年、2011年、2013年、2016年と来日し、毎回好評を博す。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団としての来日公演は、今回の2017年公演で通算22回目となる。