TDK
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プレスリリース
Updated Apr. 12, 2006
プレスリリースに記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

世界初*、デジタルハイビジョン対応、高速・大容量 ベアタイプ・ブルーレイディスク、
BD-R(追記型)、BD-RE(書き換え型)を同時発売

ブルーレイディスク BD-R(追記型)/ BD-RE(書き換え型) 上左:BDD-R25S(25GB/片面1層) 上右:BDD-RE25S(25GB/片面1層) 下左:BDD-R50S(50GB/片面2層) 下右:BDD-RE50S(50GB/片面2層)
ブルーレイディスク BD-R(追記型)/ BD-RE(書き換え型)
上左:BDD-R25S(25GB/片面1層) 上右:BDD-RE25S(25GB/片面1層)
下左:BDD-R50S(50GB/片面2層) 下右:BDD-RE50S(50GB/片面2層)

2006年4月12日
TDK株式会社(社長:澤部 肇)は、次世代大容量光ディスクとして待ち望まれていたベアタイプ・ブルーレイディスク「BD-R」(追記型)、「BD-RE」(書き換え型)を発売いたします。ともに2倍速記録対応で、1層25GBタイプは4月19日、2層50GBタイプは対応機器の市場導入に合わせて発売します。

TDKはブルーレイディスクの技術的先進性にいち早く着目し、ブルーレイディスク・アソシエーション(BDA)のボードメンバーとして規格策定に関わるとともに、開発技術リソースを集中的に投入してきました。本製品は、TDK固有技術の集大成であり、ベアタイプ(カートリッジなし)として世界で初めて商品化したものです。

社会環境の急速なデジタル化による情報量の増大や、デジタルハイビジョン放送の本格的な普及により、光ディスクにはいっそうの大容量と高速記録への対応が求められています。TDKでは、すでに2003年4月よりカートリッジ入りの録画用ブルーレイディスクを発売し、その美しく安定したハイビジョン録画は高い評価をいただいております。今回新たにデータ用にラインナップを広げ、さらにベアタイプのディスクにより、従来のカートリッジタイプに比べて格段の使いやすさを提供します。

本製品は、長野県佐久市の千曲川テクノ工場で生産いたします。ここは、ブルーレイディスクのマザー工場として位置づけられ、さらなる大容量・高速化に向けた製品の開発・製造を担う、最先端の拠点です。

DVDよりもさらに高密度記録であるブルーレイディスクでは、ディスク面のわずかなキズ、ヨゴレが記録/再生に致命的な障害をもたらす場合があり、このため従来はカートリッジに入れて使用してきました。本製品はTDK独自開発の新世代ハードコーティング技術・DURABIS 2(デュラビス2)を採用しており、記録面がキズや、指紋などのヨゴレにきわめて強く、カートリッジなしで安心して使用することができます。また、記録面のカバー層形成には、TDK方式の高精度スピンコートを採用することにより、ナノレベルの平滑性を獲得し、安定した記録/再生特性を実現しています。

今回発売の「BD-R」には、CD-RやDVD-Rの記録膜に一般的に使用されている有機材料(色素)とはまったく異なる無機材料を採用しました。この記録膜は光の影響を受けにくく、保存性に優れています。一方「BD-RE」には、新開発の高感度相変化材料を採用し、10000回に及ぶくり返し記録にも低エラーレートの安定した特性を実現しています。

なお、今回のブルーレイディスク発売に際し、「PossiBlu(ポッシブル)」というコミュニケーションワードを用い、国内外で広告展開いたします。「PossiBlu」は、「Possible」と「Blue」を合成した造語であり、ブルーレイディスクのもつ限りない可能性を表現したものです。

(* 2006年4月12日、TDK調べ)


品名(タイプ:規格)、品番(記録層・記憶容量)、価格、発売日

ブルーレイディスク「BD-R」
(2倍速追記型:ブルーレイディスク レコーダブルフォーマットVER. 1.1規格準拠)
BDD-R25S(1層・25GB)/BDD-R50S(2層・50GB)

ブルーレイディスク「BD-RE」
(2倍速書き換え型:ブルーレイディスク リライタブルフォーマットVER. 2.1規格準拠)
BDD-RE25S(1層・25GB)/BDD-RE50S(2層・50GB)

オープン価格
1層タイプは4月19日発売、2層タイプについては対応機器の市場導入に合わせて発売予定。

※上記の品番は国内仕様製品のものです。
※本製品の国内販売元はTDKマーケティング株式会社です。


ブルーレイディスク「BD-R」「BD-RE」の主な特長
※この主な特長と資料は、2005年12月13日発表の報道関係資料と同一の内容です。

  1. ベア(カートリッジなし)のブルーレイディスク用に設計したDURABIS 2コートを採用:キズ、ヨゴレ(特に指紋ヨゴレ)に格段に強く、カートリッジなしでも安心。
    ブルーレイディスクのレーザスポットサイズは、DVDの約5分の1と小さいため、記録面のキズ、ヨゴレはDVD以上にシビアであり、それはレーザ光照射の障害となって、最悪の場合はかけがえのないデータを失うこともあります。今回の「BD-R」「BD-RE」の記録面には、ベアのブルーレイディスク専用に開発したDURABIS 2 コートを採用。キズに格段に強く、さらにヨゴレ(特に指紋ヨゴレ)に対しても非常に強く、カートリッジなしで安心して使用できます。(図1、図2、図3参照)

  2. 独自の高精度スピンコートにより、ナノレベルの平滑性を有するカバー層:安定した記録/再生を実現。
    ブルーレイディスクは、1.1mm厚の基板に0.1mm厚のカバー層を設けた構造。レーザ光の記録膜への照射はカバー層を通して行うため、いわばカバー層はレンズの役目を担います。このため、格段に波長の短い青紫色レーザを使用するブルーレイディスクにおいて、正確なレーザ光照射という点でカバー層の厚み精度、平滑性は、大変重要です。TDKでは、このカバー層の形成に、独自開発による高精度スピンコートを採用。その厚み精度をナノレベルでコントロールし、きわめて平滑性に優れるカバー層を形成しています。その結果、レーザ光照射位置修正のためのフォーカスサーボ回路の負担を少なくでき、より安定した記録/再生を可能にしています。(図4、図5参照)

  3. 記録膜に無機材料を採用した追記型の「BD-R」:光の影響を受けないため、保存性に優れる。
    CD-RやDVD-Rなど、従来の追記型ディスクは記録膜に有機色素を採用してきました。今回の追記型の「BD-R」は、記録膜にまったく新しい発想に基づく無機材料のSi(シリコン)とCu(銅)合金の2層構造を採用。これを記録レーザ光の熱によって溶融し、SiとCu合金をミックスして合金化し記録マークを形成。これは無機材料であるため光の影響を受けず、長期保存においてきわめて優れる高信頼のディスクを実現しています。 (図6参照)

  4. 記録膜に専用の高感度相変化材料を採用した書き換え型の「BD-RE」:10000回に及ぶ書き換えにも安定した特性。
    書き換え型の「BD-RE」は、専用に設計した高密度記録用の高感度相変化記録材料と膜構造を採用。優れた記録/再生特性、およびくり返し記録特性(オーバーライト特性)を実現しています。そして、10000回に及ぶくり返し記録においても安定した特性を確保します。(図7参照)

  5. 各機能膜を精密に重ねる高精度スタック技術を投入:片面2層(50GB)ディスクにおいて、上層(Layer 1)、下層(Layer 0)とも安定した特性。
    50GBの大容量を実現した片面2層ディスクには、TDKが長年の光ディスク開発で培った高精度スタック(積層)技術を投入。上層(Layer 1)、下層(Layer 0)の各記録層、誘電体層と、スペーサ層、カバー層を、0.1mm(100μm)厚の中に高精度に形成しています。これによって、Layer 0、Layer 1とも、高感度、高透過率の記録膜と相まって、安定した記録/再生特性を実現しています。(図8、図9参照)

ブルーレイディスクBD-R、BD-RE資料

[ 図1 DURABIS 2コート採用 ブルーレイディスク(片面1層)の構造図 ] 
DURABIS 2コート採用 ブルーレイディスク(片面1層)の構造図
DURABIS 2コートは、カバー層の上にスピンコートにより形成される。

[ 図2 キズに圧倒的に強いDURABIS 2 コート ]
キズに圧倒的に強いDURABIS 2 コート
スチールウールを使って、ディスク面をこすった比較。DURABIS 2コートを採用したディスクにはほとんどキズが付いていない。

[ 図3 指紋ヨゴレに格段に強いDURABIS 2コート ]
指紋ヨゴレに圧倒的に強いDURABIS 2コート
人工指紋をディスク表面に付着させて、顕微鏡で観察。DURABIS 2コートは指紋が付きにくく、付いた場合も細かい粒状となって、レーザ光の透過を妨げない。

[ 図4 カバー層の膜厚分布比較 ]
カバー層の膜厚分布比較 カバー層の膜厚分布比較
左の図は、ブルーレイディスクの内周部(中心から20mm)から外周部(中心から60mm)までのカバー層の厚みを測定したもの。従来のスピンコート法では、内周部は薄く、外周部は厚くなるが、TDKの新スピンコート法では、ディスク全面にわたって、100μm厚に均一かつ高精度に形成されていることが分かる。

独自のスピンコート法により形成されたTDKのブルーレイディスクのカバー層は、ナノレベルの精度を有しているため、青紫色レーザを正確に記録膜に照射できる。

[ 図5 フォーカスサーボ信号比較 ]
フォーカスサーボ信号比較 フォーカスサーボ信号比較
TDKの ブルーレイディスクのカバー層は、きわめて厚みの均一性、平滑性に優れるため、優れたフォーカスサーボ信号が得られ、安定した記録/再生(RF信号)が可能となる。
TDK ブルーレイディスク
(波形が安定している)
カバー層の精度に劣るディスク
(波形が不安定である)

[ 図6 無機材料を採用した追記型の記録システム ]
無機材料を採用した追記型の記録システム 無機材料を採用した追記型の記録システム
記録レーザ光が当たると、その熱によってSiとCu合金が溶融してミックスされ、これが冷却されると固まってSiとCuの合金の合金となり、記録マークが形成される。

[ 図7 くり返し記録後のアイパターン(BD-RE) ]
くり返し記録後のアイパターン(BD-RE) くり返し記録後のアイパターン(BD-RE)
書き換え型のBD-REは、10000回のオーバーライト後も安定した特性を実現。
10回記録 10000回記録

[ 図8 追記型片面2層ブルーレイディスクの構造図 ]
追記型片面2層ブルーレイディスクの構造図
Layer 0、Layer 1の2つの記録層を有している。

[ 図9 Layer 0、Layer 1のアイパターン ]
Layer 0、Layer 1のアイパターン Layer 0、Layer 1のアイパターン
2つの層とも、アイパターンがきれいに出ており、優れた特性であることを証明している。
Layer 0 Layer 1


主な仕様
項目 単位 BDD-R25S BDD-R50S BDD-RE25S BDD-RE50S
タイプ - 追記型 書き換え型
記憶容量 GB 25(1層) 50(2層) 25(1層) 50(2層)
記録波長 nm 405(青紫色レーザ)
ディスク直径 mm 120
ディスク全厚 mm 1.2
カバー層厚 mm 0.1
トラックピッチ μm 0.32(グルーブ記録)
データ転送速度 Mbps 36(1X) / 72(2X)
反射率 12〜24 4〜8 12〜24 4〜8
線速度 m/s 4.9(1X) / 9.8(2X)

寸法仕様は公称値。


この報道関係資料に掲載のディスクは、カートリッジなしのブルーレイディスクに対応したドライブでご使用ください。それ以外のドライブではご使用になれません。必ずお手持ちの機器の対応状況を確認してからご使用ください。対応状況に関しては、機器メーカーのホームページをご確認いただくか、機器メーカーにお問い合わせください。

※「DURABIS」はTDK株式会社の商標または登録商標です。
※TDKロゴはTDK株式会社の商標または登録商標です。


本件に関するお問い合わせ
広報部 Tel. (03) 5201-7102

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