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じしゃく忍法帳

第31回「超音波振動子」の巻

磁気の力が超音波を生む不思議

忍法の世界を知れば歌舞伎の見方も変わる?

“天下分け目”の関ヶ原の戦(1600年)に勝利した徳川家康は、3年後に江戸に幕 府を開いて、約260年にわたる江戸時代が始まりました。

戦乱がおさまったとはいえ、江戸時代初期は、まだ天下太平とはいきませんでした。

関ヶ原の戦のあと、幕府は敵軍であった諸大名の領地を没収したり、減らしたりし たので、多くの浪人があふれました。こうした浪人たちの不平不満が爆発するかのよ うに1651年の慶安事件(けいあんじけん)が起こりました。由井正雪(ゆいしょうせ つ)を首謀者とする幕府転覆計画で、未遂に終わったものの、幕府を震え上がらせる には十分すぎるほどの大事件でした。

この慶安事件を題材とした歌舞伎においては、共謀者の一人・丸橋忠弥(まるばし ちゅうや)が、酔ったふりをして江戸城の堀に石を投げるという有名なシーンがあり ます。江戸城襲撃の準備として、堀の深さを 調べようとしたもので、深ければドブン、浅ければポチャンという音がするというわ けです。

歌舞伎では老中・松平信綱がこの行為を見とがめ、事件が発覚するという筋書にな っていますが、実際に事件が未遂に終わったのは、松平信綱が率いる忍者たちの暗躍 があったようです。

隠し目付(めつけ)、庭番などとも呼ばれた隠密(おんみつ)が時代劇によく登場 します。この隠密とは関ヶ原の戦ののち、幕府に雇われて司法警察的スパイ活動をし ていた忍者部隊のことです。松平信綱が知恵伊豆(ちえいず)と呼ばれて恐れられて いたのも、精鋭の忍者部隊を召しかかえていたからでしょう。

投げた石の水音から水深を測定するというのは忍法の一つで、これを忍法に詳しか った松平信綱が見破ったとは、歌舞伎作者の脚色が加わっているとはいえ、なかなか よくできた話です。忍者にスポットを当ててみると、知られざる歴史の舞台裏が明る みに出るかもしれません。


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