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情報流出が止まらない! —山田ウイルスの仕組みと対応策—

 P2Pファイル交換ソフト「Winny」のネットワーク上に蔓延するマルウェア「Antinny」による、情報流出の被害が止まりません。

Antinnyウイルスの仕組み
 「Antinny.G」ならびにその亜種とされるマルウェアは、感染するとパソコンの中に保存されている各種のファイルが、Winnyのネットワーク上に誰でも閲覧可能な状態で公開されてしまいます。このような感染症状を持つことから、この手のマルウェアは「情報流出/漏洩型」「暴露型」「晒し型」などと呼ばれています。
 Antinny.Gが最初に発見されたのは2004年3月。直後に警察の捜査情報が流出してしまったことで、大きな話題を呼びましたが、ウイルス対策ソフトベンダー各社が迅速に対応し、被害は沈静化したと思われていました。ところが、なぜか2005年秋ごろから再びAntinnyによる情報流出が頻発。それから今日に至るまで、さまざまな企業の業務関連データはもとより、果ては自衛隊の機密情報まで流出してしまうなど、大きな社会問題と化しています。
 注意していただきたいのは、新聞やニュースなどが報道するのは、企業など公共性を持つ団体が、個人情報など社会的に影響のある情報を流出させてしまった件に限られていることです。一市民の個人的な情報まで含めると、いったいどれだけの流出事故が起こっているのか、想像もできないレベルに達していると考えるべきです。

Antinny.G系ウイルスの仕組み

 感染症状として、パソコン内部の情報=ファイルを流出させるマルウェアは、かなり以前から存在していました。しかし、それらが流出の手段として使うのは、ほとんどの場合メールだったので、流出させられる範囲には限界があったわけです。流出したファイルも、送信先のユーザーが削除すれば、それ以上の被害は食い止められました。
 Antinnyの怖さは、情報を流出させる経路にWinnyのネットワークそのものを使う点にあります。Winnyを使っているユーザーがいる限り、流出したファイルは永遠にネットワーク上をさまよい続けることになります。

 とはいうものの、Antinny.G系マルウェアは、Winnyを使わなければまず感染しません。万一Winny以外の経路から感染してしまったとしても、Winnyを使っていなければ情報流出は防げます。Winnyをインストールしていなければ、情報を流出させるため使うWinnyのネットワークにアクセスできないからです。

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