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 トップページ電気と磁気の?(はてな)館 > No.53 バーコード/ラベルプリンタのサーマルプリントヘッド
電気と磁気の?(はてな)館

バーコード/ラベルプリンタのサーマルプリントヘッド

※本記事は、掲載時点の情報に基づくものであり、現在、本製品はTDKでは取り扱っておりません。
CCD型バーコードリーダは電子的にスキャンする
 かつてスーパーで買い物をすると、出口のレジスタで値段を打ち込んでいましたが、今ではバーコードリーダ(バーコードスキャナ)で商品のバーコードをピッと読み取るという光景に一変しました。日本におけるバーコードの普及は、1980年代初頭、大手コンビニがPOSシステム(販売時点情報管理システム)を全国の店舗に導入したことから始まりました。バーコードリーダを備えたコンビニのPOSターミナル(POSレジスタ)は、店内のコンピュータ(ストアコントローラ)とつながり、通信回線によって本部のホストコンピュータとつながっています。全国の店舗の販売情報をリアルタイムで把握することで、仕入れや配送を大幅に効率化できるようになりました。こうしてPOSシステムは、スーパーやデパート、全国にチェーン展開する家電店や医薬品店などにも導入されるようになり、全国規模での流通システム革命をもたらしたのです。
 バーコードリーダにはさまざまなタイプがあります。最もシンプルなのはペンタイプです。手に持ってバーコードをなぞり、ペン先から出るLEDの光により読み取る仕組みです。バーコードの白黒が反射光の明暗となるので、それを受光センサが電気信号に変換します。バーコードをなぞらなくても、あてがうだけで一瞬のうちに読み取るハンディタイプは、コンビニなどで広く使われています。搭載されたCCDにバーコードのパターンを映し、それを電子的にスキャンして情報を読み取ります。
 スーパーのレジなどでは、定置式のバーコードリーダが使われています。商品が傾いたままでもバーコードがスキャンできるのは、多方向にレーザ光を照射しているからです。
 QRコードのような2次元コードの読み取りには、画像処理技術を取り入れたイメージセンシング方式のバーコードリーダが用いられます。この方式ではバーコードばかりでなく、数字や記号なども読み取ることができます。現在のカメラ付き携帯電話のほとんどが、QRコード対応となっていて、カメラ機能でQRコードを読み取ることで、商品情報や観光情報など、さまざまな情報がその場で得られるようになりました。携帯電話はバーコードリーダとしての機能を装備したことにより、応用可能性をさらに拡大したといえるでしょう。

ペン型(マニュアルスキャン)

ハンディ型(CCDスキャン)

定置型(レーザスキャン)

すぐれた耐摩耗性により、高く評価されているTDKのサーマルプリントヘッド
 スーパーや小売店などでは、その店舗内でのみ通用するバーコードが使われます。これをインストアコード(インストアマーキング)といいます。工業製品と違って、生鮮食料品や加工食品などでは、重さに応じた価格がつけられるので、店舗内でインストアコードのラベル印刷が必要となるのです(日本のインストアコードの頭の数字は、02または20〜29が使われています)。
 こうしたインストアコードをラベル印刷するには、パソコンとインクジェットプリンタでも可能ですが、ラベルが濡れたりすると印刷インクがにじんで、バーコードリーダで読み取りエラーを起こすおそれがあります。しかし、感熱紙ならその心配はなく、何よりもインクを必要とせず装置も小型・簡便なもので済みます。そこで、インストアコードのバーコード印刷の多くに感熱紙を用いたバーコード/ラベルプリンタが使われます。
 バーコード/ラベルプリンタによる感熱紙への印刷はサーマルヘッドによって行われます。サーマルヘッドとは、直線的に配列した微細な発熱体(ドット密度:6〜24ドット/mm)のそれぞれに、ICドライバを通じて選択的に電位を加えて発熱させ、感熱紙に数字・文字・絵柄などを記録するヘッドです。TDKのサーマルヘッドは薄膜ヘッド部とドライバIC、外部接続用コネクタなどをアセンブリした製品です。薄膜ヘッド部はアルミナ基板に蓄熱層としてのグレーズを印刷し、その上に発熱体層や電極層、保護膜を薄膜プロセス技術によって成膜して製造されます。このため薄膜サーマルヘッドとも呼ばれます。
 TDKのサーマルヘッドの特長は、薄膜プロセス技術による応答性にすぐれた発熱体層に加えて、 CVD成膜法による高信頼性の保護膜(newBP膜)を採用していることです。業界トップクラスの耐摩耗性と耐傷性は高く評価され、バーコード/ラベルプリンタ、銀行ATM、発券機、POSターミナルなどに広く利用されています。

バーコード/ラベルプリンタのサーマルプリントヘッドの基本構造

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※記事の内容は、記事掲載時点での情報に基づいたものです。一部、現在TDKで扱っていない製品情報等も含まれております。
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