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電気と磁気の?(はてな)館

快適エレクトロニクスライフをサポートする“フェライトビーズ”

古代の装飾品“ガラスビーズ”の製法
 ガラスは江戸時代にはギヤマンと呼ばれました。ギヤマンとはダイヤモンドがなまった言葉。ダイヤモンドでカット模様を入れたガラス器がギヤマン彫りといわれ、ここから、ガラスそのものをギヤマンと言うようになったようです。古くは、ガラスは玻璃(はり)とか瑠璃(るり)と呼ばれました。奈良東大寺・正倉院の宝物として、有名な白瑠璃碗(はくるりわん)は、4〜5世紀のササン朝ペルシアのものが、シルクロードを通じて伝わったといわれています。
 アクセサリとしてのガラス製品は、紀元前の昔から世界中で使われていました。日本でも弥生〜古墳時代以降の遺跡から、さまざまなガラスビーズが出土しています。とくに模様のついた丸玉は、トンボの複眼に似ていることから、“とんぼ玉”と呼ばれています。とんぼ玉は、エジプトの古代遺跡からも出土する古くからのアクセサリで、現在でもガラス工芸品として製作されています。
 ガラス工芸は手作業なので、その技法は昔も今もあまり変わりありません。とはいえ、ガスバーナーや金属の道具もなかった昔に、細い穴の空いたとんぼボ玉やガラスビーズを古代人はどのようにして作ったのでしょうか?古墳時代の遺跡からは、ガラスビーズの鋳型(粘土製)が出土していて、およその製法を推定することができます。
 まず、鋳型の穴のなかに細い芯(植物の茎など)を入れ、その周囲をガラスの粉で満たします。次に、鋳型を下から火で加熱し、ガラスが溶けてきたら、芯をくるくると回転して球形に成形します(芯には泥を塗ってあるので、あとから容易に取り外すことができます)。これをゆっくりと冷してから、芯と泥を取り除けば、ガラスビーズが得られます。これをベースとして、さまざまな色のガラスをくっつけたり、ねじったりして、複雑な模様をつくったのがとんぼ玉です。
 電子部品の世界にも、ノイズ対策に用いられるフェライトビーズと呼ばれるものがあります。もともとガラスビーズに似た中空のフェライトコアを、導線に挿入して使用したことからのネーミングです。まだチップコンデンサなどなかった時代には、コンデンサのリード線に挿入してノイズフィルタとして使われたりしました。

鋳型を用いた古代のガラスビーズの製法

フェライトビーズ

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