CSR活動

技術による世界への貢献

社会のイノベーションを支えるTDKのコアテクノロジー

TDKのコアテクノロジー

TDKは磁性材料のフェライトを起源とする素材技術、その素材の特性を引き出すプロセス技術、さらに評価・シミュレーション技術、デバイス&モジュール技術、生産技術といった5つのコアテクノロジーを活かし、数々の製品を生み出してきました。現在も、日本、中国、アジア、欧州、米国を結んだグローバルなネットワークと、それぞれの地域と事業分野の優位性を活かし、時代の最先端の要求に応えるR&D活動を展開しています。今後も、これらのコアテクノロジーのさらなる深耕を積極的に進めるとともに、HDDヘッドで培ったTMR素子の技術を活かした磁気センサ、ケーブル接続なしに給電が可能な非接触給電システム、強力な次世代大型マグネット、またICを基板に内蔵した超小型・薄型のSESUBモジュールなど、時代の最先端のニーズに応える製品開発を推進していきます。

TDKのコアテクノロジー

ICT Network

セラミックや金属、製造時のエネルギー削減を実現した高効率「CeraDiode®」

スマートフォンなどに搭載される高性能・高感度のチップやLEDは、キーボードやUSB、オーディオジャック、メタルケースなどに人体が触れたときに発生する静電気への耐性が弱く、破損や誤動作につながりやすいという課題があり、効果的な保護が必要とされていました。そこで私たちは保護デバイス開発に挑戦しましたが、最大の難関は、スマートフォンのような高集積デバイスにフィットするサイズ・薄さでありながら、最大25kVもの耐圧レベルを確保することにありました。この小型・薄型化と高性能化の両立に向けて、新たなセラミック材料の開発と極小ケースサイズを実現するプ ロセスを考案しました。開発過程では、材料、プロセス、製品開発のエンジニアやオペレータとともに横断的な研究開発チームを結成。製品マーケティングマネージャーとも緊密に連携を取りながら、最適なソリューションを模索しました。
この基礎と応用を精巧に組み合わせていく過程はまさにアートのようですが、こうした創造性こそ、私たちの仕事を変化に富んだ、やりがいのあるものにしてくれます。新開発の高効率「CeraDiode®」により、セラミックや金属、製造時のエネルギー使用量の大幅な削減を実現し、さらなる効率化を目指します。

セラミックや金属、製造時のエネルギー削減を実現した高効率「CeraDiode®」

EPCOS OHG
Piezo and Protection Devices BG,
Head of Multilayer Business Unit
右:Dr. Oliver Dernovsek
Piezo and Protection Devices BG,
Engineer in PPD’s Corporate R&D team
左:Monika Haindl

挿入高わずか0.1mm。
スマートフォン搭載のチップやLEDを静電気パルスによる破損から保護

EPCOSブランドの積層チップバリスタ「CeraDiode®」シリーズは、新開発の酸化亜鉛素材の採用により粒界密度を大幅に増大させた超高効率半導体材料に、革新的なマイクロコア技術を組み合わせ、小型化、薄型化、高性能化を追求した過電圧保護デバイス。業界最小・最低背形状で、最大25kVの優れた静電気放電(ESD)吸収性能を発揮します。

挿入高わずか0.1mm。スマートフォン搭載のチップやLEDを静電気パルスによる破損から保護

Automotive

自動車の安定したステアリングを支え、快適で安全な走行に貢献します

TDKが誇るTMR素子の応用展開で、新たなビジネスの柱となる製品をつくれないか―そのような思いから、2009年に開始したのが角度センサの開発でした。車載用として低温から高温までの広い温度範囲で、長期に安定した検出精度を求められる角度センサは、HDDヘッドでの技術をベースにしつつも製品コンセプトが大きく異なります。お客様へのヒアリングを重ねつつ、試行錯誤を繰り返し、高精度・省エネルギーなTMR角度センサの開発に成功したのは5年後のこと。小型・軽量化によって、万一の障害発生時には速やかにバックアップへ切り替えられるよう、これまでは難しかった複数のセンサ搭載が可能になりました。
2014年には、大手車載メーカーの電動パワーステアリング(EPS)へ採用していただくことが決まり、量産をスタート。将来的には自動運転車の実用化も見込まれる中、ますます重要になるステアリングの安定性向上に貢献します。
TMR素子がお客様と社会の課題解決に役立つ可能性はまだまだ広がっており、角度センサは最初の一歩に過ぎません。今後は、産業機器やICTなど幅広い分野への製品展開を目指し、「創造によって文化、産業に貢献する」という社是の実現の一端を担っていきます。

チーム一丸となり、お客様の信頼に応える品質実現へ

TDK 株式会社
磁気ヘッド&センサ ビジネスカンパニー
HDDヘッドビジネスグループ
MRセンサ開発グループ
設計Team リーダー
平林 啓

高精度な角度検出が可能な磁気センサ。
大幅な小型・軽量化を実現しながら省エネルギーにも貢献

TDKは、HDDヘッドの開発・製造で培ってきたTMR素子技術を活かし、初の「車載対応TMR角度センサ」の実用化に成功。従来のレゾルバ式に比べ、大幅な省エネルギー化、小型・軽量化を実現しながら、自動車内の過酷な温度環境下においても極めて高い精度を発揮します。自動車の操舵角やEPSのモータ角度の制御のために欠かせない部品であるとともに、磁気センサビジネスの礎となる製品です。

高精度な角度検出が可能な磁気センサ。大幅な小型・軽量化を実現しながら省エネルギーにも貢献

Industrial/Energy

世の中になかった製品を生み出し、お客様に「喜び」と「感動」を与えたい

双方向DC-DCコンバータEZAシリーズは、多様化するお客様からのご要望の中でも、近年特に高まっている「省エネ」がきっかけで誕生しました。一般的な電源ではエネルギーの流れは一方向ですが、この製品を使用することで、自然エネルギーを蓄電池に溜め、必要なときに放電する双方向のエネルギーの流れを生み出すことができます。絶縁型でかつ高効率な電力変換を実現させるためにデジタル制御技術を導入し、スイッチング動作を最適化することが開発のポイントでもあり、一番苦労した点でした。初めてのことでしたので社内説明や製品の安全・信頼性確保など一つひとつクリアしていくことと並行して、お客様と一緒に試行錯誤を繰り返し必要な機能を模索しながら、高性能化を実現しました。
製品開発において、お客様に喜びと驚きをもたらし、そしてどうしたら感動していただけるかを常に考えることと、まだ世の中にないものを生み出していくことは、開発者としての醍醐味でもあり、やりがいでもあります。これからの「省エネ」は、高効率・高性能の電力変換器なくしては実現できません。スマートグリッドや太陽光発電をはじめとした自然エネルギーの有効活用など省エネ社会を実現するために、電力変換効率をさらに上げ、エネルギーロスを極限までおさえることが、私のこれからの挑戦です。

世の中になかった製品を生み出し、お客様に「喜び」と「感動」を与えたい

TDK ラムダ株式会社
技術統括部 新エネルギー技術部
設計1 グループ
グループマネージャー
岩谷 一生

電力変換の重要なプラットフォーム。
双方向DC-DCコンバータで、自然エネルギーの活用を後押し

高性能の双方向DC-DCコンバータEZAシリーズは、デジタル制御などの先進技術の投入により、高効率でシームレスな双方向変換を実現。直流バスと蓄電システムとの間で電力をやりとりするための電源装置です。太陽光発電など自然エネルギーを効率よく利用するための蓄電システムには欠かせない技術です。EZAシリーズで、スマートグリッドや省エネルギーを実現 し、未来のエネルギーに貢献します。

電力変換の重要なプラットフォーム。双方向DC-DCコンバータで、自然エネルギーの活用を後押し

PAGE TOP