CSR活動 | 環境に対する責任

製品によるCO2排出削減量(環境貢献量)の拡大

製品によるCO2排出削減量(環境貢献量)の拡大

TDKでは、製品の全ライフサイクルでの環境に与える影響を評価する「製品アセスメント」を1997年から導入しています。この製品アセスメントの審査で承認された製品だけを商品化し、市場に流通させる仕組みとしています。また、製品アセスメントの評価結果を基に、環境配慮効果の高い製品を継続的に創出する施策として「優良環境製品(ECO LOVE製品)」認定制度を2008年に導入しました。優良環境製品として認定した製品をホームページ上で情報開示するとともに、2011年度の販売比率目標を、2009年度(15%)の倍の30%に設定し、この目標を達成することにより、環境負荷低減に資する製品の創出および普及を推進してきました。
これら従来からの活動に加え、「TDK環境活動2020」ではTDKの製品やノウハウによるCO2排出削減にフォーカスし、これを環境貢献量として定量化するための算定基準の整備を2011年度より進めており、2015年度には、これらの成果をとりまとめた製品貢献量算定ガイドラインを策定しました。製品アセスメントでの運用を通じて、製品によるCO2排出削減活動を進めていきます。
※ヘッド製品および電池を除外した販売比率

電子部品による環境貢献の可視化に向けて

「素材技術を活かしたエネルギー効率の良さ」を備えたTDKの電子部品は、さまざまな最終製品の省エネ性能を支え、温室効果ガス排出抑制に貢献しています。たとえば、電源製品やトランスなどの電力の伝達経路で使われる部品は、電圧や電流を効率よく変換することにより、組み込まれた機器の電力消費量を低減しています。その他の受動部品やセンサは、最終製品を効率よく運転するための制御回路において必要不可欠な部品として、製品の環境性能を支えています。
しかし、電子部品は最終製品などの機器に組み込まれて使用されるため、実際にどれくらい貢献しているかが見えにくく、これまであまり評価されていませんでした。そこでTDKでは、電子部品の開発・製造における技術的取り組みの成果を環境貢献として考え、TDK製品が機器に組み込まれて使用される段階で、どれだけ温室効果ガス排出抑制に寄与しているかを算定し、「TDK製品の環境貢献」として順次公表しています。

貢献量の算定方法

TDK製品の環境貢献量 2015年度実績

「TDK環境活動2020」では、「2020 年度までに製品によるCO2排出削減量を100 万トン以上に拡大する」ことを目標として掲げ活動し、2014年度に目標を前倒しで達成することができました。2015年度は、新たな目標として、「105万トン以上の貢献量達成」を掲げ、磁性製品や積層チップインダクタの対象製品を拡大して算定基準の整備に取り組みました。2015年度の製品貢献量は158.0万トンとなりました。

TDK製品の環境貢献量(分野別)
TDK製品の環境貢献量(分野別)

製品によるCO2排出削減量の推移※1

  • 製品によるCO2排出削減量の推移
  • ※1算定手法について第三者レビューを受けました。
  • ※2グラフの青い部分は、環境貢献量の算定基準の整備が完了したため、新たに算出できた「新規取り込み分」です。

多様な積層チップインダクタのラインアップで環境負荷低減に貢献

一般的な電子機器の信号処理ラインや電源回路に使用される積層チップインダクタは、携帯電話やパソコンなどの部品にも使用されています。従来のコイル状の形態から、フェライト材料やセラミック材料を使用し、積層状にすることで小型化・薄型化が実現でき、最終製品の使用段階での環境負荷低減に貢献しています。環境貢献量は、1.4万トンとなります。

積層チップインダクタと使用例

積層チップインダクタと使用例

Voice:お客様のご要望・期待に応え、環境負荷低減も両立させる

TDK 羽後株式会社

TDK 羽後株式会社
大内工場
製品技術部

積層チップインダクタは、導線を“巻く”のでなく、“ 積み重ねる”という独創的な発想によってTDKが世界で初めて開発したものです。この積層技術を駆使することで、お客様の用途やご要望に合わせた「オンリーワン」の設計が可能になり、近年高まる小型化や低背化要求に対応しています。
製品開発時当初は、お客様からの要求や特性、信頼性、製造効率などを重視して製品開発を行っていましたが、特性の向上、形状の小型化などモノづくりとしての探求が、結果として環境貢献にも効果があることが分かりました。
積層チップインダクタは、小型、高性能な電子部品であり、多くのラインアップを有しています。つまり、多くのエレクトロニクス機器の小型化・薄型化にさらに貢献できる可能性がまだまだ残されていると感じています。
今後も企業に対する環境負荷低減への期待は高まると予想されるため、TDKにしかできない、TDKだからこそできる環境負荷低減技術で電子部品業界をリードしていく企業でありたいと思います。

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