CSR活動 | 従業員に対する責任

人材育成を支える環境の整備

グローバル人材マネジメントの強化

一人ひとりのポテンシャルを最大限に引き出すための仕組み(人事諸制度)

TDKは、従業員一人ひとりが意欲的にキャリア開発を行い、その能力を十分に発揮できるよう、さまざまな制度を整えています。

アクティブ社内公募制度

人材募集の情報を社内掲示板に掲示し、希望者は上長を通さず、人事部門に直接応募が可能なアクティブ社内公募制度を2000年から導入しています。目的は「TDKグループにおける事業編成の変化や求める人材の変化にタイムリーに対応し、グループ全体での適材適所を促進すること」と「自分自身のキャリア開発に意欲的に取り組む意思と能力のある従業員に、キャリア形成のチャンスを提供すること」です。2016年3月までに182人が合格し、異動が実現しました。

キャリアオプション制度

2006年1月から、アクティブ社内公募制度に加え、従業員自らが希望する部門・職務に異動するチャンスを得られるキャリアオプション制度を導入しています。この制度は、従業員に自らのさらなる成長とTDKの発展に貢献したいという強い意欲を持ってもらい、さまざまな角度から自身のキャリアプランを見つめ直す場を提供することを目的としています。

成長目標プラン

全社一丸となって成長することを目標に、従業員一人ひとりの自己啓発を日常的に進めるための取り組みとして、2006年度から「成長目標プラン」を導入しています。これは、従業員と上長が人事考課面接の場で、職務に必要な能力(知識・技能・資格等)を確認し、伸長が必要なものを成長目標として具体的に設定して、人事考課表に記載するものです。期中の職務活動を通して、従業員は目標達成のため努力し、上長が必要なサポートを行うことで、従業員一人ひとりが自ら成長することを狙いとしています。

自己申告制度

従業員一人ひとりのキャリア開発、能力開発のサポート、職務と人のベストマッチングを目的として、自己申告制度を実施しています。これは、年1回、自分の希望する職務や勤務地、現職務の満足度等を人事部門へ直接申告することができる制度です。また、面接を希望する従業員には、人事担当が面接を行い、申告内容を直接確認しています。
従業員と人事部門が定期的に対話を行うことで、従業員自身が自己のキャリアについて真剣に考えるとともに、希望する職場への配属や必要とする教育訓練の受講につなげるなど、従業員自身のキャリア形成に役立てています。

プロジェクトマネジャー年俸制

重要テーマを担当するプロジェクトマネジャーを対象に、「新製品開発、新技術確立、新規事業立ち上げ等の重要テーマの促進」を目的として、成果報酬の高いプロジェクトマネジャー年俸制を導入しています。

事業創造 提案制度

TDKは、東京工業大学電気化学科で発明された「フェライト」を工業化するための「ベンチャー企業」として設立されました。「新しい事業・製品・アイデアを創造して、その実現に向かって果敢に挑戦し、文化産業に貢献すること」は、TDKが継承していくべき理念と考えています。挑戦をサポートする仕組みとして、2015年4月から「事業創造 提案制度」を導入しました。この制度は、TDKの企業価値向上につながる新事業に対して、必要なリソースを提供し、社内ベンチャーの立ち上げを支援するものです。あわせて、事業プランの立案をサポートするための新事業創造研修も開講しました。

一人ひとりが個人として尊重され、安心して働ける環境の整備

人権尊重・機会均等への取り組み〜ダイバーシティ・アクション推進プラン〜

当社はTDK企業倫理綱領の中で人権の尊重と差別の禁止に関する項目も定めています。
具体的な人権尊重、機会均等への取り組みとしては、従業員への啓発教育の実施、ヘルプライン等の専用相談窓口の設置、育児・介護に関する諸制度(育児休業制度、介護休業制度、短時間勤務制度等)を整備しています。
こうした働きやすい環境の整備や、仕事と生活が両立できる働き方を推進した結果、当社は2014年度に、東京労働局長から次世代育成支援対策推進法に基づく「基準適合一般事業主」としての認定を受け、次世代認定マーク(愛称:くるみん)を取得しました。
また、2016年4月より施行された女性活躍推進法に対しては、
 ①2018年に入社する新入社員のうち女性の割合を30%以上にする。
 ②出産、育児、配偶者の転勤、家族の介護を理由として退職した従業員の再雇用制度を導入する。
 ③配偶者の転勤を理由として休職できる制度を導入する。
という3つの行動計画を策定しました。
今後も、従業員にとって利用しやすい制度となるように適宜、制度を見直していくとともに、社会動向を見極めながら、従業員のニーズに合った新たな制度の導入を進めていきます。

子育てサポートしています。0000年認定事業主

出産・育児支援制度を利用した従業員の声

磯貝 まこと

TDK株式会社
磁気ヘッド&センサビジネスカンパニー
HDDヘッドビジネスグループ
ヘッド開発グループ
TAMRヘッドプロセス開発チーム
磯貝 まこと

今回が2回目の出産で、前回と同じく1年の育児休暇を取得しました。育児と子育てで慌ただしい毎日でしたが、家族と過ごす時間の大切さを改めて感じることができました。職場復帰にあっては、焦りと不安を感じることもありました。しかし、家族や職場の方々のサポートのおかげで元の業務にもすぐに慣れ、現在は自信を取り戻しつつあります。
私は現在、TAMRヘッドのプロセス設計を担当しています。職場内の連携を意識し、テーマの進捗状況は会議での報告に加え、メール等も活用しています。限られた時間の中で職務を全うすることは大変ですが、情報を共有しておくことで、急に会社を休むことになっても、仕事の遅れを最小限に留めることができています。
私はTDKの手厚い支援制度のおかげで仕事と育児を両立することができていますが、これらの制度がいつでも使える組織にしておくことが大切だと思います。業務の細分化は責任の所在が明確になり効率的である一方、欠員があった場合は弱い面もあります。日頃からお互いの業務に重なりを持たせ、コミュニケーションをとれる環境にしておくことが大切です。これから、子育てをしながら仕事でも活躍したいと考えている皆さんには、身の回りにいる方々の良いところを少しずつ取り入れて、自分らしい両立の方法を見つけてくれることを願っています。

出産・育児支援制度を利用した従業員の声

山本 大二朗

TDK株式会社
電子部品営業本部
ICTグループ
海外営業2部
山本 大二朗

私はそれまで自分が育児休業を取得するとは思ってもみなかったのですが、妊娠した当時妻はシンガポールに赴任していたため、出産と育児には私のサポートが不可欠だと思い、育児休業を取得しました。さまざまな不安がありましたが、「まずはやってみよう」という気持ちで上長に相談したところ、上長はじめ同僚から温かい言葉をかけていただき、スムーズに育児休業に入ることができました。
息子が誕生してからは、不安を感じる暇もないほど慌ただしい日々で、乳幼児を育てる親の大変さを実感しましたが、息子の笑顔と日々の成長を見守ることは、何物にも代えがたい喜びでした。また、シンガポールでは妻の赴任に夫が同行するのは珍しいことではなく、多様性にあふれた環境での育児休業の期間は本当に貴重な時間でした。現在、私は単身で東京、家族は引き続き海外で生活しています。そのため、普段は育児から離れていますが、家族とできる限りコミュニケーションを取るようにしています。仕事と子育ての両立は簡単なことではありませんので、もろもろの負担を一人で抱え込まず、家庭・職場・社会から得られるサポートは最大限活用することが大切だと思います。TDKは傘下に多くの海外企業を抱えており、社内制度もグローバルスタンダードに変わりつつあり、共働き世帯にとってはよい方向に改善されてきていると感じています。今後は、フレックスタイム制や在宅勤務制など、働き方の選択の幅が広がることを願っています。

再雇用制度

2006年4月から、労使で定めた基準に適合する定年退職者を複数のコースで再雇用するセカンドライフ選択制度(TDK再雇用制度)を導入しています。この制度は、高齢者の方々が有している知識や経験を、より一層有効活用するとともに、高年齢者雇用安定法の改正への対応という、企業としての社会的責任を果たすことを目的としています。2013年4月の高年齢者雇用安定法の改正では、制度を維持しつつ、一部のコースの継続雇用の条件を廃止し、希望者全員を再雇用することで法改正に対応しました。また、国内の関連子会社においても、技術開発等の促進と事業活動の効率化を目的に、定年退職者の再雇用を実施しています。
さらに2008年から、ダイバーシティ・アクション推進プランの一環として、定年退職者や出産・育児で退職する従業員が退職するときに登録できる「キャリア・バンク」を創設し、退職後でも、保有する能力、スキル、経験、人脈等を最大限活用して働くことのできる仕組みを導入しています。

勉強会の実施「成長戦略としての多様性の尊重」を考える

各地の人事マネージャーが考える「多様性」

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