
TDK は、世界初の磁性材料「フェライト」の事業化を目的に1935 年に創業し、このフェライトを源流として、電気・電子機器になくてはならない電子素材ならびに電子部品、そして最先端のエレクトロニクス技術を世界に提供しています。
TDK の代表的な製品のひとつに、フェライトを材料につくられ、コイルの磁心として使われるフェライトコアがあります。この製品は、それ自体が高性能な電子部品として機能するだけでなく、トランスにも用いられ、電源などTDK の他の製品の性能をも左右する重要な素材部品です。また技術においては、フェライトで培った「素材技術」を基盤に、素材の特性を引き出す「プロセス技術」、開発設計を促進する「評価・シミュレーション技術」、TDK のモノづくりを支える「生産技術」へと展開されています。
今日、フェライトを起点とするTDKの製品群はインダクタ(コイル)、マグネット、積層セラミックチップコンデンサ、ハードディスクドライブ用磁気ヘッド、各種センサやノイズ対策部品、さらには電源など多種多様な電子部品やキーデバイスに広がっています。
エレクトロニクス社会の発展に大きく貢献し、発明から80 年を経たフェライトは、現在もさまざまな新製品や新技術を生み続けています。この実績が米国の電気・電子学会IEEE から高く評価され、フェライトを発明した東京工業大学とともに、2009 年に「IEEEマイルストーン」に認定されました。
「世の中にまだ存在しない価値を、素材のレベルから創り上げる」という独創の精神は、今も変わることなくTDK のDNA として受け継がれています。TDK は、蓄積した素材技術を一段と強化し、これまで重点分野としてきました情報家電、高速・大容量ネットワーク、カーエレクトロニクスに加えて、今後は産業機器、環境・エネルギーの分野にも注力していきます。
エレクトロニクス産業は、イノベーションを繰り返しながら、一層の発展をとげていく産業であると確信しています。TDK は、電子部品の付加価値の源泉は素材開発力であるという原点に立ち、またグローバルな視点で夢のある社会と美しい地球環境を考え、新たな価値を提供し続けてまいります。